本文へスキップ
Gloture
商品PRの基本

新商品発売前のPRスケジュール|3か月前から準備すべきこと

新商品のPRは発売の何か月前から準備すべきか。3か月前・2か月前・1か月前・発売週・発売後にやることを、プレスキット、メディアリスト、サンプル、クラウドファンディングや小売商談との関係まで含めて整理します。

Gloture編集部公開 約6分

発売3か月前からのPRスケジュール

3か月前ストーリーと方針
2か月前プレスキット・メディアリスト
1か月前先行案内・サンプル
発売週・発売後PR配信・掲載の整理
目次
  1. なぜ3か月前から準備するのか
  2. 3か月前:PRの土台を決める
  3. 2か月前:プレスキットとメディアリストを揃える
  4. 1か月前:先行案内とサンプルの貸出
  5. 発売週:PR配信とフォロー
  6. 発売後:掲載を整理し、次の話題へ
  7. クラウドファンディングとの関係
  8. 小売商談との関係
  9. スケジュールが間に合わないときは
  10. 発売前PRのチェックリスト
  11. Glotureができること

この記事の結論 新商品のPRは、発売日の直前に始めるのでは遅く、目安として発売の3か月前から準備を始めると余裕を持って進められます。3か月前に商品ストーリーとPRの方針を決め、2か月前にプレスキットとメディアリストを揃え、1か月前から媒体への先行案内とサンプルの準備を進め、発売週にPR配信、発売後は掲載の整理と次の話題づくりへ。クラウドファンディングや小売商談の予定がある場合は、その日程から逆算して組み立てます。

ここで紹介するスケジュールは、Glotureが新商品PRを進めるときの目安です。商品の種類、媒体の種類、販路の状況によって前後します。決まったルールではなく、計画を立てるためのたたき台としてお使いください。

なぜ3か月前から準備するのか

新商品のPRで時間がかかるのは、プレスリリースを書く作業そのものよりも、その前後です。

  • 商品ストーリーを決める 何を一番伝えるのかを社内で合意するまでに、思ったより時間がかかります。
  • 素材を揃える 撮影、動画制作、スペックの確認、認証の取得状況の確認など、外部とのやりとりが発生します。
  • 媒体の制作時間 雑誌やテレビは、企画から公開・放送までに時間がかかります。Web媒体でも、実機を使ってから記事にする場合は、サンプルが届いてから記事になるまでに日数が必要です。

発売日が決まってから動き始めると、こうした準備が間に合わず、発売日に記事が出ない、素材が揃っていないといった状態になりがちです。

発売前後のPRスケジュール(目安)

  1. 13か月前

    土台を決める

    • 商品ストーリー設計
    • ターゲットと媒体の方向性
    • 認証・表示の確認
    • 撮影・動画の手配
  2. 22か月前

    材料を揃える

    • プレスキット
    • プレスリリース初稿
    • メディアリスト
    • サンプル準備
  3. 31か月前

    先行案内

    • 制作に時間のかかる媒体へ案内
    • サンプル貸出
    • リリースの最終化
    • 受け皿の確認
  4. 4発売週〜発売後

    配信と整理

    • PR配信と個別のフォロー
    • 掲載の確認
    • 掲載レポート
    • 次の話題づくり
Glotureの進め方の目安です。商品や媒体、販路の状況によって前後します。

3か月前:PRの土台を決める

この時期は、外に向けて動くよりも、社内で「何を、誰に、どう伝えるか」を決める段階です。

  • 商品ストーリーの設計 誰の、どんな場面を、どう変える商品なのか。何が新しいのかをひとつに絞ります。
  • ターゲットと媒体の方向性 読者層が重なる媒体の種類(テック・ガジェット、ライフスタイル、専門誌、テレビの情報番組など)を洗い出します。
  • 発売日と販売場所の確認 発売日、価格、販売チャネルがどこまで決まっているかを整理します。
  • 認証・表示の確認 電気製品や無線を使う製品は、日本で販売するために必要な認証(PSEマークや技適など)の状況を確認しておきます(経済産業省)。
  • 撮影・動画の計画 どんな写真と動画が必要かを決め、手配を始めます。

考え方の基本は商品PRとは?広告との違いと、新商品PRを始める前に整える準備で解説しています。

2か月前:プレスキットとメディアリストを揃える

土台が決まったら、メディアに渡す材料を形にします。

  • プレスキットの作成 商品概要、商品ストーリー、画像、動画、スペック、価格、発売情報、会社情報、FAQ、サンプル条件、媒体向け連絡先をまとめます。項目は商品PRに必要なプレスキットとは?で一覧にしています。
  • プレスリリースの初稿 見出しと最初の段落を中心に、発表内容を固めます。
  • メディアリストの作成 媒体ごとに、どの切り口なら扱いやすいかをメモしておきます。
  • サンプルの準備 貸出用の台数、期間、返却の要否、日本語の簡易マニュアル、日本の電源で使える充電器を用意します。
  • レビュアー・クリエイター施策の検討 依頼する場合は、景品表示法のステルスマーケティング規制を踏まえ、広告であることの表示方法をこの段階で決めておきます(消費者庁)。

2か月前までに揃えたいもの

  • 一文で伝わる商品ストーリー
  • 白背景・使用シーンの写真と短い動画
  • 単位まで揃ったスペック表と認証状況
  • 税込価格・発売日・販売場所
  • 媒体の種類ごとのメディアリスト
  • 貸出用サンプルと日本語の簡易マニュアル
  • レビュアー施策の表示方法

1か月前:先行案内とサンプルの貸出

この時期から、外に向けて動き始めます。

  • 制作に時間がかかる媒体への先行案内 雑誌や番組など、公開までに時間がかかる媒体には、情報解禁日を明記したうえで先に案内します。
  • サンプルの貸出 実機を使ってから書く媒体やレビュアーには、発売日に間に合うようにサンプルを届けます。
  • プレスリリースの最終化 価格、発売日、販売場所に変更がないかを確認し、確定版にします。
  • 受け皿の確認 商品ページ、在庫、問い合わせ窓口が発売日に整っているかを確認します。

発売週:PR配信とフォロー

  • PR配信 発売日(または情報解禁日)に合わせてプレスリリースを配信し、公式情報として公開します。配信と個別のアプローチの使い分けはPR配信とメディアアプローチの違いで解説しています。
  • 個別のフォロー 関心を示した媒体に、追加の写真や取材の調整など、必要な情報を届けます。
  • 問い合わせへの対応 媒体や読者からの問い合わせに、すぐに答えられる体制にしておきます。
  • 掲載の確認 掲載された記事を記録し、事実関係に誤りがないかを確認します。

発売後:掲載を整理し、次の話題へ

発売後の1〜2か月は、PRの成果を「次に使える形」にする時期です。

  • 掲載レポートの作成 どの媒体に、いつ、どんな切り口で紹介されたかを整理します。
  • 掲載実績の活用 販売ページやSNSで掲載記事を紹介すると、購入を迷っている人の後押しになります。
  • 次の話題づくり 新色の追加、販路の拡大、季節の企画など、次に発信できるニュースを準備します。
  • 読者・購入者の反応の記録 よくある質問や感想は、次の商品ストーリーや営業資料に活かせます。

発売週から次の話題まで

  1. 1発売週PR配信、個別のフォロー、問い合わせ対応
  2. 2発売後1〜2か月掲載の記録と掲載レポート、販売ページでの活用
  3. 3次の話題新色、販路の拡大、季節の企画などを再び発信

クラウドファンディングとの関係

クラウドファンディングで先行販売する場合は、「公開日」を発売日と同じように扱い、そこから逆算します。公開前に媒体へ先行案内しておくと、公開日に記事が出る状態をつくりやすくなります。

ただし、クラウドファンディングの場合は、終了後の一般販売も新しいニュースになります。公開時と一般販売時の2回をPRの山として計画しておくと、話題が一度で終わりにくくなります。詳しくはクラウドファンディング前後のPR設計をご覧ください。

小売商談との関係

家電量販店や雑貨店などへの提案を予定している場合、掲載実績は商談での材料になります。そのため、商談の時期から逆算して、それまでに掲載レポートをまとめられるようにPRの日程を組むのが理想です。

ただし、掲載実績があれば店頭に並ぶわけではありません。小売店は、価格や利益、供給体制、パッケージ、サポート、法令への対応なども含めて判断します。PRはその判断材料のひとつと考えて、商談の準備と並行して進めましょう。販路全体の考え方は日本で新商品を売る前に考える販路設計で整理しています。

スケジュールが間に合わないときは

発売まで1か月を切っている場合でも、できることはあります。優先順位をつけて、次の順に進めます。

  1. 商品ストーリーと、何が新しいのかを一文で決める
  2. 最低限の素材(白背景写真、使用シーン写真、スペック表、価格・発売日)を揃える
  3. 発売日にPR配信を行い、相性のよい媒体に個別に案内する
  4. 発売後に、次のニュース(一般販売、新色、販路拡大など)に向けて準備をやり直す

雑誌やテレビなど時間のかかる媒体は、発売後の次の話題で改めて案内するほうが現実的です。

発売前PRのチェックリスト

発売前PRのチェックリスト

  • 発売日・価格・販売場所が決まっている
  • 商品ストーリーと「何が新しいか」を一文で言える
  • プレスキットが揃っている
  • メディアリストと媒体ごとの切り口がある
  • サンプルの貸出条件が決まっている
  • 情報解禁日を決め、案内に明記した
  • 発売日に商品ページ・在庫・窓口が整っている
  • 発売後の掲載レポートと次の話題を計画した

Glotureができること

Glotureは商品PRの会社です。発売日から逆算したPRスケジュールの設計、商品ストーリーとプレスリリースの作成、PR配信、メディアアプローチ、自社メディアModern-Gでの紹介、掲載レポートまでを支援します。メディア掲載や売上をお約束するものではありませんが、準備の順番を整えることで、限られた期間でも打てる手を増やすことはできます。PR予算は30万円からご相談いただけます。

この記事は、株式会社Glotureの商品PR支援経験をもとに編集しています。