AI翻訳だけでは商品PRが伝わらない理由|日本市場向けコピーで見るべきこと
AI翻訳は便利ですが、商品PRでは切り口、使用シーン、ニュース性、根拠のある表現の判断が必要です。直訳との違い、プレスリリース・商品ページ・クラファンページで見るべきこと、AI翻訳後のチェックリストまで。
Gloture編集部公開 約3分
翻訳の外側にある判断
- 便利な場面
- 直訳との違い
- 表現の注意
- チェックリスト
目次
この記事の結論 AI翻訳は、海外の資料を素早く日本語にしたり、自分たちの文章を見直したりするのに便利です。ただし商品PRでは、「何を、どの切り口で、誰に伝えるか」を決める必要があり、それは翻訳の外側にある判断です。直訳では、使用シーン、ニュース性、根拠のある表現、日本の読者が知りたい具体的な情報が抜け落ちがちです。AI翻訳は下書きとして使い、プレスリリースや商品ページ、クラウドファンディングのページとして公開する前に、人が確認しましょう。
AI翻訳が便利な場面
- 海外メーカーの資料や仕様書を、社内で理解するため
- 自分たちで書いた日本語が、意図どおりに伝わっているかを確かめるため
- 言い回しの候補を比べるため
- 英語版の資料やページを用意するときの下書きとして
速く、手軽で、文章として自然に読めることが多い点は、大きな利点です。
商品PRでAI翻訳だけでは足りない理由
AI翻訳から商品PRコピーへ
- 1AI翻訳下書き、言い回しの候補
- 2人の確認事実、表現の根拠、使用シーン、切り口
- 3商品PRコピーリリース・商品ページ・クラファンで統一
翻訳は「文を別の言語に置き換える」作業です。商品PRは「この商品を、どんな切り口なら媒体や生活者に伝わるか」を決める作業です。後者は、市場や媒体についての判断が必要で、AI翻訳だけでは決まりません。
直訳では伝わりにくい商品価値
直訳と商品ストーリー(架空の例)
直訳
- 「革新的なデザインのポータブル扇風機」
- 「最高の冷却性能」
- 機能名が並ぶだけ
商品ストーリー
- 「通勤の駅のホームで、首元に風を当てられる小型扇風機」
- 連続使用時間など、確認できる事実で説明
- 誰の、どんな場面が変わるかが分かる
上の例は説明のための架空の例です。直訳は意味としては正しくても、機能の名前が並ぶだけで、誰の、どんな場面が変わるのかが伝わりにくくなります。
日本市場向けの使用シーン
通勤、在宅ワークの机、狭い部屋での収納、夏の暑さ対策。どの場面で使う商品として見せるかは、日本の生活を踏まえた判断です。海外の資料の使用シーンを、そのまま訳すだけでは合わないことがあります。
ニュース性と切り口
何が新しいのか、なぜ今なのか、どの媒体の読者に関係があるのか。ニュース性のつくり方は新商品PRでニュース性を作る方法で解説しています。
誇張表現・根拠のない表現への注意
海外の資料に「No.1」「世界初」「最高の」といった表現があっても、日本で使う場合は根拠が必要です。消費者庁は、商品の品質などを示す表示について、裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができ、期間内に資料が提出されない場合や、提出された資料が合理的な根拠と認められない場合は、不当表示とみなされます(消費者庁)。AI翻訳は、こうした表現をそのまま訳してしまいます。
プレスリリース・商品ページ・クラファンページで見るべきこと
- プレスリリース 見出しで何が新しいかが分かるか。税込価格、発売日、販売場所が正しいか。書き方はガジェットのプレスリリースの書き方をご覧ください。
- 商品ページ 仕様、対応機種、サイズ、保証、問い合わせ先が揃っているか。
- クラウドファンディングのページ 開発の背景と、なぜ今応援する価値があるのかが伝わるか。
よくある失敗
- 海外の資料をAI翻訳して、そのままプレスリリースにする
- 同じ機能の呼び方が、リリースと商品ページで違う
- 根拠のない最上級表現を残したまま公開する
- 価格や日付の誤りに気づかない
AI翻訳後に人が確認すべきチェックリスト
AI翻訳後のチェックリスト
- 商品名・型番・仕様が資料と一致している
- 税込価格・発売日・販売場所が正しい
- 同じ機能の呼び方が統一されている
- 根拠のない最上級表現がない
- 日本の生活に合う使用シーンになっている
- 何が新しいかが冒頭で分かる
- 日本語を母語とする人が読んで確認した
Glotureが支援できること
Glotureは商品PRの会社です。翻訳会社ではありませんが、AI翻訳や海外の資料をもとに、日本の媒体や生活者に伝わる商品ストーリーを設計し、プレスリリースの作成とPR配信、媒体ごとのメディアアプローチ、自社メディアModern-Gでの紹介、掲載レポートまでを支援します。表現の法的な判断は専門家にご確認ください。メディア掲載や売上をお約束するものではありません。PR予算は30万円からご相談いただけます。
この記事は、株式会社Glotureの商品PR支援経験をもとに編集しています。
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