ガジェット商品のPRで失敗しやすいポイント|メディアに伝わらない理由
ガジェット商品のPRがメディアに伝わらない12の理由を整理。スペックだけの説明、専門用語、使用シーンや動画の不足、サンプル・価格・販売場所の未確定、誇張、連絡の遅れなど、発表前に見直したい点を解説します。
Gloture編集部公開 約4分
伝わらない理由は「伝え方」と「準備」
- 12の失敗
- スペックと物語
- 発表前チェックリスト
この記事の結論 ガジェットの新商品PRがメディアに伝わらない理由は、商品の良し悪しよりも「伝え方」と「準備」にあることが少なくありません。スペックだけで物語がない、専門用語が多すぎる、使う人と場面が見えない、写真や動画が足りない、サンプルや販売場所が決まっていない。こうした点は、発表前に見直せば防げます。この記事では、Glotureがガジェット商品のPRで実際によく見かける失敗を12のポイントに整理しました。
なぜガジェットのPRは伝わりにくいのか
ガジェットは、機能や性能で差がつく商品です。そのため、開発側はどうしてもスペックや技術を中心に語りがちです。一方、編集者や読者が知りたいのは「それで自分の何が変わるのか」です。このずれが、ガジェットPRの失敗の多くにつながっています。
スペック中心のPRと、伝わるPR
スペック中心
- 数値と機能の羅列から始まる
- 専門用語が多い
- 白背景の写真だけ
- 誰向けかがはっきりしない
伝わるPR
- 誰の、どんな場面を変えるかから始まる
- 読者に合わせた言葉
- 使用シーンの写真と短い動画
- スペックは裏づけとして添える
よくある12の失敗
よくある失敗と見直し方
スペックだけ・専門用語が多い
- 起きること
- 媒体が切り口を見つけられない
- 見直し方
- 使う人と場面から書き、用語は言い換える
ユーザー・使用シーンが見えない
- 起きること
- 読者に合うか判断できない
- 見直し方
- 主なユーザーを一つに絞り、日本の暮らしの写真を用意
動画・サンプルがない
- 起きること
- 実機を見ずに書けない
- 見直し方
- 30〜60秒の動画、貸出条件を準備
価格・販売場所が未定
- 起きること
- 掲載が販売につながらない
- 見直し方
- 税込価格と販売場所を発表時に確定
サポート・認証の準備不足
- 起きること
- 紹介をためらわれる
- 見直し方
- 日本語の説明書・窓口・認証状況を確認
誇張・連絡の遅れ
- 起きること
- 削られる・間に合わない
- 見直し方
- 根拠のある表現で、制作期間を逆算して案内
1. スペックだけで、物語がない
数値や機能を並べても、媒体は記事の切り口を見つけられません。スペックは記事の後半で必要になる情報で、最初に伝えるべきなのは「誰の、どんな場面を、どう変えるのか」です。
2. 専門用語が多すぎる
チップの型番、通信規格、独自技術の名称などは、テック系媒体以外では伝わりにくい言葉です。一般の読者に向けた媒体も想定するなら、言い換えや補足を用意しておきます。
3. 想定するユーザーがはっきりしない
「すべての人に」は、誰にも届かないのと同じです。主なユーザーをひとつに絞ると、媒体も自分の読者に合うかを判断しやすくなります。
4. 使っている場面の写真がない
白背景の商品写真だけでは、サイズ感や使う場面が伝わりません。日本の住まいや暮らしに合った使用シーンの写真があると、ライフスタイル系の媒体でも扱いやすくなります。
5. 動きがわかる動画がない
動作が価値になるガジェットでは、30〜60秒程度の短い動画があると、伝わりやすさが大きく変わることがあります。音声なしでも分かる構成にしておくと、使われる場面が広がります。
6. 日本の生活に置き換えられていない
海外で使われた事例や比較対象をそのまま使うと、日本の読者には実感がわきません。日本の住環境、通勤、季節などに置き換えて説明します。
12の失敗は、3つの準備不足にまとまる
伝え方
- スペックだけで物語がない
- 専門用語と誇張
- 使う人と場面が見えない
素材
- 使用シーンの写真
- 動きが分かる動画
- 貸し出せるサンプル
受け皿と段取り
- 価格と販売場所
- サポートと取扱説明書
- 媒体への早めの連絡
7. 見出しの切り口が弱い
「新発売」「リニューアル」だけでは、ニュースとして弱くなります。何が新しいのかを、見出しの中で一言で言い切ります。
8. サンプルを用意していない
ガジェット媒体には、実機を使ってから書くことを重視するところが多くあります。貸出の台数、期間、返却の要否、日本の電源で使える充電器などを事前に準備します。
9. 価格や販売場所が決まっていない
記事を読んだ人が「どこで、いくらで買えるのか」が分からないと、掲載が販売につながりません。発表の時点で、税込価格と販売場所を明確にしておきます。
10. サポートや取扱説明書の準備がない
日本語の取扱説明書や問い合わせ窓口がないと、媒体も紹介をためらうことがあります。電気製品や無線を使う製品では、日本で販売するために必要な認証の取得状況も確認が必要です(経済産業省、総務省)。
11. 革新性を誇張しすぎる
「世界初」「業界最高」といった表現は、根拠がなければ媒体側で削られるか、記事化が見送られることもあります。根拠のない最上級表現は、景品表示法上の問題になることもあります(消費者庁)。
12. 媒体への連絡が遅すぎる
雑誌やテレビは、企画から公開・放送までに時間がかかります。Web媒体でも、実機を試す時間が必要です。発売日の直前や発売後に初めて連絡するのでは、記事が間に合わないことがあります。
発表前に見直したいこと
発表前に見直したいこと
- 見出しで「何が新しいか」を言い切れている
- 主なユーザーと使う場面が一文で言える
- 専門用語に言い換えや補足がある
- 使用シーンの写真と短い動画がある
- サンプルの貸出条件が決まっている
- 税込価格と販売場所が確定している
- 日本語の取扱説明書・窓口・認証状況を確認した
- 根拠のない最上級表現がない
- 制作期間を逆算して媒体に連絡する
素材の準備はガジェット商品のPR素材チェックリスト、発売前の段取りは新商品発売前のPRスケジュール、プレスリリースに入れる項目はプレスリリースに入れるべき商品情報で詳しく解説しています。
Glotureができること
Glotureは商品PRの会社で、ガジェット・家電・ライフスタイル商品のPRを中心に支援しています。スペックを、メディアと生活者に伝わる商品ストーリーに整え、プレスリリース、PR配信、メディアアプローチ、自社メディアModern-Gでの紹介、掲載レポートまでを支援します。メディア掲載をお約束するものではありませんが、伝わりにくさの原因を発表前に減らすことはできます。PR予算は30万円からご相談いただけます。
この記事は、株式会社Glotureの商品PR支援経験をもとに編集しています。
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