新商品PRでニュース性を作る方法|メディアに伝わる切り口の考え方
「新発売」だけでは弱い理由と、新商品PRでニュース性をつくる8つの切り口(新規性、社会性、季節性、生活者の課題、データ、開発の背景、使用シーン、トレンド)を解説。媒体ごとの切り口とチェックリストも紹介します。
Gloture編集部公開 約4分
「新発売」の先へ
- 8つの切り口
- 媒体ごとの切り口
- チェックリスト
目次
この記事の結論 「新発売」だけでは、メディアが読者に伝える理由になりにくいものです。ニュース性とは、「なぜ今、この読者に、この商品を伝える意味があるのか」という問いへの答えです。新規性、社会性、季節性、生活者の課題、データ、開発の背景、使用シーン、トレンドとの接点。商品が本当に持っている要素の中から、事実で裏づけられる切り口を選ぶことが、新商品PRの出発点になります。
なぜ「新発売」だけでは弱いのか
新商品は毎日のように発売されています。発売したという事実だけでは、媒体にとって、ほかの商品ではなくこの商品を取り上げる理由になりません。媒体が知りたいのは、読者にとって何が新しく、何が変わるのかです。
ニュース性をつくる8つの切り口
新規性
- 例
- これまでにない形・素材・仕組み
- 注意点
- 「初」「No.1」は根拠がなければ使わない
社会性
- 例
- 働き方・高齢化・防災との接点
- 注意点
- 解決できる範囲を誇張しない
季節性
- 例
- 暑さ対策・新生活・贈り物
- 注意点
- 媒体の制作期間を逆算する
生活者の課題
- 例
- 読者が自分のことと感じる困りごと
- 注意点
- 具体的な場面で伝える
データ
- 例
- 自社調査・公的統計
- 注意点
- 方法・対象・時期を明記
開発の背景
- 例
- なぜつくったか、何を試したか
- 注意点
- 開発者のコメントを用意
使用シーン
- 例
- 誰が、いつ、どこで使うか
- 注意点
- 写真と組み合わせる
トレンドとの接点
- 例
- 注目の生活スタイルとの関係
- 注意点
- 無理に結びつけない
ニュース性とは何か
ニュース性は、商品そのものの良し悪しとは少し違います。同じ商品でも、伝える時期や相手によってニュースになったり、ならなかったりします。ニュース性を考えることは、商品の価値を、媒体の読者の文脈に置き直す作業です。
ニュース性をつくる8つの切り口
1. 新規性
これまでにない形、素材、仕組み、価格帯。ただし「日本初」「業界初」などの表現は、根拠がなければ使えません。No.1表示などは、合理的な根拠に基づかず事実と異なる場合、景品表示法上の問題となるおそれがあります(消費者庁)。
2. 社会性
働き方、高齢化、環境、防災など、社会の関心と商品のつながり。商品の役割を誇張せず、実際に解決できる範囲で伝えます。
3. 季節性
暑さ対策、新生活、年末の贈り物など、時期に合わせた切り口。媒体の制作期間を考えて、早めに案内します。
4. 生活者の課題
「夕方になると腰が重い」「キッチンが狭い」など、読者が自分のこととして感じられる困りごと。
5. データ
自社の調査や、公的な統計とのつながり。調査の方法、対象、時期を明記し、結果を誇張しないことが前提です。
6. 開発の背景
なぜこの商品をつくったのか、どれくらいの期間をかけ、何を試したのか。開発者のコメントは、記事の中で使いやすい素材になります。
7. 使用シーン
誰が、いつ、どこで使うのか。写真と組み合わせると、ライフスタイル系の媒体でも扱いやすくなります。
8. トレンドとの接点
話題の生活スタイルや、注目されている分野との関係。ただし、無理に結びつけると説得力を失います。
切り口は媒体ごとに変える
同じ商品でも、テック系媒体には仕組みや仕様の新しさ、ライフスタイル系媒体には暮らしの変化、専門誌にはその分野での意味、というように、響く切り口は異なります。メディアへの伝え方はメディアに送る商品紹介メールの書き方、考え方の基本は商品PRとは?をご覧ください。
例:商品の説明を、ニュースの切り口に変える
たとえば、架空の折りたたみデスクライトで考えてみます。
- 商品の説明だけ 「明るさ5段階・USB充電・折りたたみ式のデスクライト」
- ニュースの切り口 「ワンルームの在宅勤務で、使わないときは本の厚さにたためるデスクライト」
商品の中身は同じです。後者は、誰の、どんな場面の、何が変わるのかが一文で伝わり、ライフスタイル系の媒体にも扱いやすくなります。
よくある失敗
- 根拠のない「初」「No.1」で新しさを演出する
- 社会の話題に無理に結びつけ、商品の役割を誇張する
- 季節の切り口を、媒体の制作期間に間に合わない時期に案内する
- 調査データの方法や対象を書かずに数字だけを示す
- すべての媒体に同じ切り口で案内する
ニュース性チェックリスト
ニュース性チェックリスト
- 「なぜ今か」に答えられる
- 「この読者にとって何が変わるか」が一文で言える
- 主張はすべて事実で裏づけられる
- 媒体ごとに切り口を変えた
- 季節の切り口は早めに案内する
- データは方法と時期を明記した
Glotureができること
商品の中からニュースになる切り口を見つけ、メディアに伝わる商品ストーリーに整えることは、Glotureの商品PRの中心となる仕事です。商品情報をもとに切り口を設計し、プレスリリース、PR配信、メディアアプローチ、自社メディアModern-Gでの紹介、掲載レポートまでを支援します。メディア掲載をお約束するものではありませんが、記事になる理由を一緒に探すことはできます。PR予算は30万円からご相談いただけます。
この記事は、株式会社Glotureの商品PR支援経験をもとに編集しています。
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