Shopify・BASE・STORESを比較|自社ECを始めるメーカー・ブランドの選び方【2026年】
Shopify・BASE・STORESの月額料金、決済手数料、入金条件、向いているケースと注意点を、2026年11月時点の公式料金で比較。クラウドファンディング後の一般販売や、ブランドの自社ECを始める前に確認したいポイントを整理します。
Gloture編集部約7分
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自社ECのサービスは、売り方と規模で選ぶ
- 料金は2026年11月8日 公式ページで確認
- 月額+手数料で比べる
目次
この記事の結論 自社ECのサービスは「どれが一番良いか」ではなく、売り方と規模で選ぶものです。まず小さく始めたいならBASEやSTORESの無料プラン、ブランドの世界観や機能の拡張を重視するならShopify、法人として本格的なECを国産のサポートで運営したいならmakeshopなどの国産カートが候補になります。料金は月額だけでなく、決済手数料と振込手数料まで含めて比べましょう。
比較の前提
この記事の料金と条件は、2026年11月8日に各社の公式料金ページで確認した内容です。料金は改定されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。
- Shopify:公式料金ページ(日本向け)。料金表に税込・税抜の表記はありません
- BASE:BASE 料金プラン
- STORES:STORES ネットショップ 利用料金・手数料
- makeshop:makeshop 料金プラン(税込表示)
ここで比べるのは、メーカーやブランドが自社の商品を売る「自社EC」のサービスです。Amazonや楽天市場などのモールへの出店とは役割が違います。販路全体の考え方は日本で新商品を売る前に考える販路設計で整理しています。
3つのサービスの違い
3つのサービスの考え方
BASE
- スタンダードは月額0円
- 手数料は3.6%+40円+サービス利用料3%
- どのプランでも全機能を使える
STORES
- フリーは月額0円(手数料5.5%〜)
- スタンダードは月3,300円〜で手数料3.6%〜
- POSレジ連携・メルマガはスタンダード
Shopify
- ベーシックは月4,850円(月払い)
- テーマとアプリで機能を拡張
- アプリ・テーマの追加費用に注意
| 項目 | Shopify | BASE | STORES |
|---|---|---|---|
| 月額(月払い) | ベーシック 4,850円、グロー 13,500円 | スタンダード 0円、グロース 19,980円 | フリー 0円、スタンダード 3,960円(税込、年契約なら月3,300円) |
| カード決済の手数料 | ベーシック 3.55%、グロー 3.4%(Shopifyペイメント、国内カード) | スタンダード 3.6%+40円+サービス利用料3%、グロース 2.9% | フリー 5.5%〜、スタンダード 3.6%〜 |
| 無料で始められるか | 3日間の無料体験のあと、多くのプランは最初の3か月が月額150円 | スタンダードプランは月額0円 | フリープランは月額0円 |
| 主な特徴 | テーマとアプリで機能を広げられる。海外販売にも対応 | どのプランでも全機能を使える。プランの違いは料金だけ | フリープランとスタンダードプランで使える機能が異なる |
STORESは、2026年12月1日からフリープランの決済手数料に1注文あたり40円が加算されると公式ページで案内しています。月額だけでなく、手数料を含めた月々の負担はネットショップの費用はいくら?で月商別に試算しています。
Shopifyが向いているケース
Shopifyは、デザインのテーマと機能を追加するアプリを組み合わせて、自社ECを作り込めるサービスです。日本語の管理画面とチェックアウトに対応し、日本向けの決済として「Shopifyペイメント」を使えます(出典:Shopify ヘルプセンター、2026年11月8日確認)。
- ブランドの世界観を、商品ページやサイト全体で表現したい
- 商品数や販売チャネルが増えたあとも、同じサービスで拡張したい
- 将来、海外からの注文や海外向けのストアも考えている
一方で、注意しておきたい点もあります。
- 月額料金に加えて、必要に応じて有料のアプリやテーマの費用がかかる
- アプリごとに日本語対応や、日本の商習慣(配送日時の指定、のしなど)への対応状況が異なる
- 日本でShopifyペイメントを使うには、日本に住む個人または日本で登記された法人であること、日本の銀行の普通預金口座などの条件があり、入金は週1回または月1回です(日次の入金はありません)
「とにかく今月から無料で試したい」「機能は最小限でよい」という段階なら、Shopifyより先にBASEやSTORESの無料プランで反応を見る方が合理的な場合もあります。
BASEが向いているケース
BASEは、スタンダードプランなら月額0円で始められます。その代わり、1件ごとの手数料は決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%で、売上が増えるほど負担が大きくなります。売上が増えてきたら、月額費用がかかる代わりに手数料が2.9%になるグロースプランへの切り替えを検討します。公式のよくある質問では、プランによる機能の違いはなく、どちらのプランでもすべての機能を使えると案内しています。
- 初期費用と月額費用をかけずに、販売を始めたい
- クラウドファンディング後の一般販売を、まず小さく試したい
- 売上の入金は、振込申請から10営業日が目安です。振込手数料は1回250円で、2万円未満の振込には事務手数料500円がかかります
STORESが向いているケース
STORESは、フリープランなら月額0円、スタンダードプランは月額3,300円(税込、年契約)です。スタンダードプランでは決済手数料が3.6%〜に下がり、POSレジ連携やメルマガ機能などが使えます。
- 店舗やイベントでの販売もあり、POSレジと連携したい
- 月額を抑えつつ、手数料率も下げたい
- 入金は月末締め・翌月末払いが基本で、振込手数料は1回275円です
法人として本格的に運営するなら、国産カートも候補に
商品数が多い、卸や法人取引(BtoB)も扱う、基幹システムとつなぎたい、といった場合は、国産のECカートも比較に入れましょう。たとえばmakeshopのプレミアムプランは月額13,750円(税込)、初期費用11,000円(税込)で、販売手数料は0円、カード決済は別途月額1,650円と決済手数料3.19%〜です(makeshop)。電話でのサポートなど、国内企業ならではの体制を重視する場合に検討されます。
選ぶ前に確認したい5つのこと
目的別の目安
月額0円で、まず小さく試したい
- BASE
- 向いている
- STORES
- 向いている
- Shopify
- 無料体験と月150円の期間あり
店舗やイベントでも売る
- BASE
- 要確認
- STORES
- POSレジ連携あり(スタンダード)
- Shopify
- 要確認
ブランドの世界観を作り込みたい
- BASE
- デザインテーマから選ぶ
- STORES
- 48種類のテンプレート
- Shopify
- テーマとアプリで拡張
月商が大きくなってきた
- BASE
- グロースで手数料2.9%
- STORES
- スタンダードで手数料3.6%〜
- Shopify
- プランごとに手数料が下がる
- 今の月商と、1年後の見込み:月額0円のプランは、売上が小さいうちは有利でも、売上が増えると手数料の負担が逆転します
- 必要な機能:定期購入、予約販売、複数の配送方法、ギフト対応など。標準機能でできるか、アプリや追加費用が必要かを確認します
- 決済方法:カード、コンビニ決済、後払い、QRコード決済など、お客様が使いたい方法に対応しているか
- 入金のタイミングと手数料:振込手数料、事務手数料、入金までの日数は、資金繰りに直結します
- 運営する人:社内で更新できるか、制作会社に頼むか。担当者が使い続けられるかも大切です
自社ECを作っても、知られなければ売れない
どのサービスを選んでも、自社ECは「お店を開いた」だけの状態です。モールと違って、サービスの側からお客様が流れてくることは基本的にありません。検索、SNS、メディア掲載、広告などで、商品を知ってもらう導線を自分でつくる必要があります。
新商品の場合、メディアに掲載された記事は、商品を知るきっかけと、購入前に信頼してもらう材料の両方になります。掲載された日に、読者がそのまま買える自社ECの商品ページが整っているかどうかで、話題が売上につながるかが変わります。
よくある質問
クラウドファンディングのあとの一般販売には、どれが向いていますか?
まず小さく試すなら、月額0円で始められるBASEやSTORESの無料プランが手軽です。ブランドサイトとして長く育てたい、商品やチャネルを増やす予定がある場合は、Shopifyも候補になります。終了後の進め方はクラウドファンディング後に一般販売へつなげるには?で解説しています。
あとからサービスを乗り換えることはできますか?
できますが、商品データ、顧客データ、URL、デザインの移行に手間と費用がかかります。乗り換えを前提にするより、1年後の売上と必要な機能を見込んで選ぶ方が負担は小さくなります。
自社ECとAmazon・楽天市場は、どちらを先に始めるべきですか?
モールは集客力がある一方で手数料や出品ルールがあり、自社ECは自由度が高い一方で集客を自分で行う必要があります。多くの場合は両方を組み合わせます。自社ECを始める前の準備は自社ECサイトを立ち上げる前に準備することにまとめています。
比較のチェックリスト
自社ECのサービスを比べるときのチェックリスト
- 今の月商と1年後の見込みで費用を計算した
- 決済手数料と1注文あたりの固定手数料を確認した
- 振込手数料と入金までの日数を確認した
- 必要な機能が標準か、有料アプリかを確認した
- お客様が使いたい決済方法に対応している
- 特定商取引法に基づく表記を入れられる
- 社内で更新を続けられるかを確認した
Glotureができること
Glotureは商品PRの会社です。ECサイトの構築や運営代行、特定のECサービスの導入支援は行っていません。お手伝いできるのは、新商品のストーリーを整え、プレスリリースとメディアアプローチを通じて、自社ECの商品ページへ読者が訪れるきっかけをつくることです。特定の媒体での掲載や売上をお約束するものではありません。費用は支援内容に応じた個別お見積もりです。お気軽にお問い合わせください。
この記事は、株式会社Glotureの商品PR支援経験をもとに編集しています。
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